早期発見ができる乳がん検診
日本では40歳以上の女性に対してマンモグラフィを含む2年に1回の検診が推奨されています。
マンモグラフィ検診は、しこりとして触れる前の早期乳がんを発見できる可能性があり、欧米では乳がんによる死亡者数を20~30%減少させたと報告されています。
定期検診を受けることで自覚症状がまったくないときでも、疑わしいものがあればチェックできるのが利点です。
マンモグラフィでは乳腺も乳がんも白く描出されますので、その区別が難しいのに対して、超音波検査では、乳腺は白く、多くの乳がんは黒く描出されるため、比較的発見しやすいという利点があります。
マンモグラフィ検診と合わせて超音波検診を受けることが、いわゆる高濃度乳腺(デンスブレスト)の人の乳がん発見に適しています。
市町村での乳がん検診は40歳以上のマンモグラフィが行われていますが症状がある場合や
高濃度乳腺の方は超音波検査も同時に行える乳腺専門施設を受診しましょう。
(市町村検診と同時には行えません)